梅雨の季節は夏と春どっち?日本の四季じゃない理由!なぜ梅の漢字?

雨に濡れた葉っぱとカタツムリの置物

梅雨の季節って夏と春のどっちなんだろうって悩んだことはありませんか?
梅雨って微妙な季節にやってきますよね。
春の終わりっていう感じもしますし、夏の初めっていう感じもします。

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梅雨の季節は夏と春のどちらなのか紹介します。
日本で梅雨が四季に入らなかった理由なんかも知っておくといいかもしれません。
そもそも梅雨になぜ梅(うめ)という漢字が使われているのかなんかも気になりますよね。

 

梅雨の季節は夏と春のどっち?

水たまりと雨の水滴

梅雨の季節って夏なのか春なのかすぐに答えられるでしょうか。
もしかするとよくわからないという人もいるでしょう。
私も以前は梅雨の季節は夏なのか春なのかよくわからかったんです。

 

梅雨の時期って春の終わりっていう感じもしますよね。
梅雨明けしたら夏だなーっていう感じもしますし。
ということは梅雨の期間は春なのかなって思ってしまいます。

 

梅雨の時期が夏だという気持ちもわかります。
確かに雨が多く降るので湿度も高いですし気温も高くなってきますもんね。
ということは夏のような気もするし・・・。

 

梅雨の季節が夏なのか春なのかというのは季節の定義が関係しています。
この季節の定義が難しいんです。
なぜ難しいのかというと日本ではいろいろなパターンがあるためです。

 

例えば暦で季節を分けると春は立春(2月4日)から、夏は立夏(5月7日)から、秋は立秋(8月7日)から、冬は立冬(11月7日)からとなります。
私の季節の感覚よりも早い感じがします。
暦の季節に当てはめると梅雨は夏ということになりますね。

 

テレビなどの番組の場合は春は4月から、夏は7月から、秋は10月から、冬は1月からとなります。
年度で区切るのもこのような感じになると思います。
となると梅雨の季節は春の終わりから夏の初めまでということになるでしょう。

 

気温で季節を区切ることもできますがこれは難しいです。
日本と言っても北部と南部ではかなり気温差がありますし年によって同じ時期でも気温が違ってきます。
6月の終わりから7月の最初にかけて寒い年もあれば暑い年もありますもんね。

 

季節をなにで区切るのが一番いいのかというと気象庁の区分を使うことだと思います。
天気予報などで使っている季節の区分は気象庁のものを使っています。
ですので梅雨の季節についても気象庁が発表している季節の区分を用いるのが一番わかりやすいかなと思います。

 

気象庁の季節の区分は以下です。

  • 春:3月から5月まで
  • 夏:6月から8月まで
  • 秋:9月から11月まで
  • 冬:12月から2月まで

 

気象庁の区分を用いると梅雨の季節は夏と春のどちらになるのかというと夏になります。
ただ梅雨の時期が6月から7月の場合です。
ほとんどの地域では梅雨の時期は6月から7月になるので梅雨の季節は夏でいいでしょう。

 

気をつけたいのが沖縄の梅雨です。
沖縄では梅雨の時期は5月から6月になります。
ですので、沖縄での梅雨の季節は春の終わりから夏の初めにかけてということになるでしょう。

 

九州南部なんかも5月末に梅雨入りすることも少なくありません。
平年の梅雨入りが5月31日ごろですからね。
季節的にはギリギリ春ですが夏と言ってもいいのかなと思います。

 

ということで、梅雨の季節は夏と春のどっちなのかというと一般的には夏ということになります。
感覚的にはわかりにくいですが気象庁の季節の区分を用いるのがいいと思います。

 

日本で梅雨が四季に入らなかった理由

thinkという言葉に座って考える人

日本の梅雨って四季の中に入ってもいいのではと個人的には思います。
梅雨が四季に入ると四季ではなくなってしまいますが。
季節の1つにしてもいいのではと思うんです。

 

なぜ日本で梅雨が四季にはいらなかったのかの理由が気になりますよね。
この疑問ですが明確に答えるのは難しいようです。

 

四季というと春・夏・秋・冬ですよね。
梅雨というと春の終わりから夏の初めの時期になります。
日本においては梅雨を入れた五季や梅雨と秋雨を入れた六季とするのが適切だという意見もあります。

 

梅雨は雨季の一種です。
雨季というのは1年の中でも降水量が多い時期のことをいいます。
日本だと梅雨の時期と秋雨の時期が雨季ということになりますね。

 

梅雨はあくまで雨季だから四季には入れないということだったのかもしれません。
また、期間的に均等にならないからということも考えれますね。
季節の1つになるよりも季節の変わり目の雨の多い期間が梅雨であり季節そのものではないという捉え方もできます。

 

陰陽五行説に梅雨がないためという意見もあります。
陰陽五行説でも春夏秋冬しかないんですよね。
梅雨は入っていません。

 

梅雨が日本の四季じゃない理由とするといろいろと考えられますが決め手はありません。
個人的には四季に入ってもいいぐらい梅雨の時期って主張があるように思います。

 

梅雨はなぜ梅の雨と漢字で書くの?

熟した梅の実

梅雨っていう漢字に違和感がありませんか?
梅雨は雨が多く降る時期というのはわかるのですがなぜ「梅」という漢字が使われているのでしょう。
梅雨の語源を知らない人も多いと思います。

 

梅雨の語源については諸説あります。
梅雨がなぜ梅の雨という漢字で書くのか正しい語源はわかっていません。
いくつかの説を紹介します。

 

梅の実が熟す時期だから

梅は中国が原産とされています。
中国では梅の実が熟す時期に降る雨のことを梅雨(ばいう)とよんでいたとか。
そのまま日本でも梅という漢字が使われているという説があります。

 

黴雨から梅雨になった

梅雨の時期ってカビが生えやすい時期ですよね。
カビを漢字にすると黴になります。
この時期に降る雨のことを黴雨(ばいう)とよんでいました。
黴雨と同じ読み方の梅雨となったという説があります。

 

普段の倍ぐらい雨が降るから

梅雨の時期って雨が多いですよね。
普段よりも倍ぐらい雨が降るから倍雨となったという説もあります。
倍雨から同じ読み方の梅雨となったという説です。
ですがこの語源に関しては単なるこじつけという意見も多いです。

 

梅雨の語源については上記のように諸説あります。
次に梅雨がなぜ「つゆ」と読むようになったのかです。
梅雨は「ばいう」と読むこともありますが「つゆ」と読むことも多いですよね。
梅雨の読み方についても諸説あります。

 

梅の実が潰れる時期だから

梅雨の時期は梅の実が熟すときです。
熟して潰れることから「潰ゆ(つゆ)」という読み方になったという説があります。

 

露からとった

露とは大気中の水蒸気が物について水滴になったものです。
梅雨は雨が多く降るので「露(つゆ)」という読み方になったという説があります。
昔使われていた言葉である「露(つゆ)けき」や「露(つゆ)けし」からきているという説もあります。

 

費ゆ(ついゆ)からきてる

梅雨の時期は湿度が高いので物がダメになりやすいです。
ついえるという言葉である「費ゆ(つゆ)」という読み方からという説があります。
「費ゆ」以外にも「潰ゆ」や「弊ゆ」からという説もあります。

 

まとめ

梅雨の季節は夏と春のどっちなのかについてでした。
梅雨の季節は一般的に夏になります。
気象庁の季節の区分を使うのがいいのかなーと思います。

 

梅雨が日本に四季じゃない理由については明確なものは不明です。
個人的には梅雨の時期は季節の春夏秋冬に匹敵するぐらいインパクトがあるんですけどね。
日本では四季ではなく五季にしてもいいのではと思っていますがそういうわけにもいかないのでしょう。

 

梅雨はなぜ梅の漢字を使うのかについては諸説あります。
また梅雨を「つゆ」という読み方にしたのも諸説ありました。
語源などはいまだに明確になっていないようです。

 

梅雨の時期って本当にジメジメしていて嫌ですよね。
夏の暑いのも苦手ですが梅雨のジメジメもかなりキツイです。
できれば梅雨の時期は短くあってほしいのですが短すぎると水不足になって大変ですからね。
適度に雨が降るぐらいがいいのかなーと思います。

 

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