夏になると豪雨のニュースもよく聞くようになります。
そこで疑問に思うのが豪雨の雨量は1時間に何ミリからなのかです。
ものすごい量の雨というのはなんとなくわかるのですが雨量の定義なんかが知りたいですよね。
豪雨と似た言葉に大雨という言葉もあります。
豪雨と大雨の違いについてはどのようなものがあるのでしょうか。
大雨や豪雨だけでなく大豪雨や超大豪雨というのもあるみたいですよ。
豪雨の雨量は1時間何ミリから?
豪雨って本当に怖いですよね。
まさかこんなに大量に雨が降るなんて普通のときは思ってもいません。
これまでも大雨による災害が各地で起こっています。
私もものすごい量の雨を経験したことがあります。
家の前の道路が雨水で溢れかえってしまっていたんです。
近くに川も流れているのでこれ以上雨が降ったらかなり危険だなと恐ろしくなりました。
幸いにも河川の氾濫などはなかったのですがもう少し雨が降っていたらどうなっていたかわかりません。
豪雨で気になるのがどのぐらいの雨量のことをいうのかです。
天気予報などで1時間に50ミリ以上の雨が降りますとか聞きますよね。
私のスマホにもアプリから何ミリの雨が降るので注意してくださいなどの通知がきます。
豪雨の雨量は1時間に何ミリからのことをいうのでしょうか。
知っている人は少ないのではないかなと思います。
豪雨の雨量は1時間に何ミリからなのかというと決まった量はありません。
実は豪雨という言葉を使うときに雨量については定義されていないんです。
ですので1時間に何ミリの雨量だったら豪雨という言葉を使うというものではありません。
気象庁によると豪雨とは「著しい災害が発生した顕著な大雨現象。」と説明されています。
つまりものすごい量の雨が降っていても著しい災害が発生していない場合は豪雨とは言わないということですね。
豪雨は災害が発生したあとに使う言葉のようです。
2018年に西日本や北海道などで大雨となりかなりの被害となりましたよね。
そのときに命名された名前は「平成30年7月豪雨」です。
このように命名されるときに使ったり、「〇〇豪雨に匹敵する大雨」などの使い方をします。
豪雨は「著しい災害が発生した顕著な大雨現象。」とありますがどのぐらいの被害なのでしょうか。
豪雨が命名される目安として浸水家屋が10,000棟などがあります。
数棟の家が浸水したぐらいの雨では豪雨とは呼ばないということですね。
豪雨とは別に集中豪雨という言葉もありますよね。
気象庁によると集中豪雨とは「同じような場所で数時間にわたり強く降り、100mmから数百mmの雨量をもたらす雨。」と説明されています。
集中豪雨に関しても1時間に何ミリという明確な定義はありません。
ただし、100ミリ以上という説明はあります。
豪雨とは別に天気予報などで使われる用語で1時間の雨量が何ミリからだとこの言葉を使うというものがあります。
私が使っているお天気アプリの通知を見るとこの表現が使われています。
以下が1時間の雨量ごとの用語になります。
- やや強い雨:1時間に10ミリ以上から20ミリ未満
- 強い雨:1時間に20ミリ以上から30ミリ未満
- 激しい雨:1時間に30ミリ以上から50ミリ未満
- 非常に強い雨:1時間に50ミリ以上から80ミリ未満
- 猛烈な雨:1時間に80ミリ以上
ということで、豪雨の雨量は1時間に何ミリからなのかというと決まりはありません。
ただし、著しい災害が発生するほどの雨量なので普段は経験することができないような雨量なのは間違いないですね。
強い雨が降ると「豪雨だ!」と言っている人もいますが厳密には間違いです。
強い雨だからといって豪雨というわけではないということになります。
豪雨と大雨の違い
豪雨はなんとなくわかったけど似たように言葉に大雨がありますよね。
豪雨と大雨の違いはどんなところなのでしょうか。
気象庁によると大雨とは「災害が発生するおそれのある雨。」と説明しています。
ものすごい雨の量なので今後災害が発生するかもしれませんよーということです。
大雨についても1時間の雨量が何ミリからのことをいうというような定義はありません。
豪雨と大雨の違いについては雨により災害が発生したのか発生する前なのかです。
もちろん豪雨の説明でもしましたが著しい災害かどうかも関係してきます。
大雨は災害が発生するまえの強い雨で豪雨は著しい災害が発生してしまった後ですね。
最初は大雨だったけど著しい災害が発生して豪雨となることがあります。
大雨注意報や大雨警報はありますが豪雨注意報や豪雨警報はありません。
上記の違いによってなぜ大雨には注意報や警報があって豪雨にはないのかわかりますね。
大雨の注意報と警報は以下の3種類です。
- 大雨注意報:大雨による土砂災害や浸水害が発生するおそれがあると予想したときに発表。
- 大雨警報:大雨による重大な土砂災害や浸水害が発生するおそれがあると予想したときに発表。
- 大雨特別警報:台風や集中豪雨により数十年に一度の降雨量となる大雨が予想される場合、若しくは数十年に一度の強度の台風や同程度の温帯低気圧により大雨になると予想される場合に発表
豪雨と大雨の違いについてでした。
豪雨は大雨によって起こった著しい災害があった場合に使われて、大雨は災害が起こる可能性があるほどの雨のことでした。
大雨でもかなり怖いので天気予報などで大雨となるかもしれないと聞いた場合は注意しましょう。
大雨と豪雨だけじゃない!大豪雨や超大豪雨とは?
大雨や豪雨という言葉は誰でも1度は聞いたことがあると思います。
大雨については毎年必ず天気予報などで流れますし、豪雨についても数年に1度は聞くことがありますよね。
しかし大雨や豪雨だけではなく大豪雨や超大豪雨があるのをご存知でしょうか。
私はこれまで大豪雨や超大豪雨という言葉は聞いたことがありませんでした。
しかしどうやらこれらの言葉もあるようなんです。
大豪雨や超大豪雨は日本では基本的に使われていません。
どこで使われているのかというと台湾です。
台湾での大雨・豪雨・大豪雨・超大豪雨の定義は以下です。
- 大雨:24時間の雨量が80ミリ以上または1時間の雨量が40ミリ以上
- 豪雨:24時間の雨量が200ミリ以上または3時間の雨量が100ミリ以上
- 大豪雨:24時間の雨量が350ミリ以上
- 超大豪雨:24時間の雨量が500ミリ以上
台湾でのことですが大雨や豪雨だけでなく大豪雨や超大豪雨というのがあるのは驚きです。
台湾においては4段階で分けているということですね。
24時間の雨量がどれぐらいだったのかで分けているようです。
まとめ
豪雨の雨量は1時間に何ミリからなのかについてでした。
豪雨の雨量については1時間に何ミリからなどの定量的な決まりはありません。
また、豪雨は著しい災害が発生した大雨のことをいうので1時間に何ミリという表現自体が違うようです。
豪雨と大雨の違いについても紹介しました。
大雨は災害が起こる可能性がある雨で豪雨は著しい災害が起こった大雨を呼ぶときに使います。
豪雨と大雨は使い方が違うということですね。
大雨や豪雨だけでなく大豪雨や超大豪雨という言葉もありました。
日本ではなく台湾でのことですが大豪雨や超大豪雨という表現があります。
台湾では24時間の雨量がどれほどだったかで呼び方が変わってくるようです。
大雨が降ると本当に心配になりますよね。
交通機関も麻痺しますし家にいても浸水しないか心配になります。
できれば今後は豪雨などにはなってほしくないですね。
大雨が降る前に事前に準備などはしておいたほうがよさそうです。